『同じとトリートメントなのになぜこんなにの値段が違うのか問題』
京都市役所から西に5分、novem by cirrusの店長仁城了祐です。
先日の『なぜoggiottoとAujuaはネットで買えないのか問題』
はたくさんの反響を頂き誠にありがとうございました。
さて、本日は『同じとトリートメントなのになぜこんなにの値段が違うのか問題』
についてお話しさせて頂きます。
今回は長いです。
そして少し偉そうなことを書きます。
最初に謝っておきますごめんなさい。
件のoggiotooやAujuaは取扱サロンの契約に限りがあり、どこでもかしこでも施術できるものではないのですが、
それでもここ、京都でもだいぶ増えてきました。
お客様も色々見ていると気になるのが「なぜ同じトリートメントでこんなにも値段に差が出るのだろうか」。
その疑問、お答致します。
確かに同じものを使っているから材料費は同じですから大きな値段差が出るのはおかしいと思いますよね。
特にトリートメントは「塗って流すだけ」とい言う認識の方が多いので
そのように思われても致し方がないと思います。
しかし!!!!!!
そこにもきちんと理由はあります。
先日「中心地は家賃が高いからその分の上乗せだからトリートメントは安いところでやればいいよ」とかいう記事を見ました。
何を言っているんだろう。
例えば、同じ食材を使ってミシュラン三ツ星のシェフと料理素人の仁城了祐が同じ料理をする。
結果が同じだと思いますか?
三ツ星シェフは食材を完ぺきに活かし、料理がお客様の口に入ったときに最高の状態になるようにお皿の温度やコースの順番なども熟考していらっしゃいます。
僕が作るととりあえず効率よく作ることしか考えませんし、食材の良さを完全に殺してしまうことが断言できます。
トリートメントも全く同じ。
その薬剤一つ一つの特性や髪の毛の何処にどの様に作用するかを調べつくし、
どのような髪質の方が来ても今までにない感動を経験してほしくて
髪質についてむちゃくちゃ勉強し、
例えばoggiottoの場合は19種類、Aujuaは24種類の薬剤から最適なものを適量、使用します。
これだけでもかなりの「知識」が必要になりますが、そこにさらに必要になるのが
『技術力と感覚』です。
トリートメントは塗って流しているだけでは効果は全然大したことありません。
勿論、表面に吸着する分がありますので多少は効果がありますが、
それでよければ市販のウィークエンドマスクでも使っておいたらいいと思います。
髪の毛を本当にきれいにしようと思うのなら技術が必要になるのです。
当店ではトリートメントの塗布でも入客するまでにいくつものテストを設けておりますし、
お客様の事をきちんと考えていらっしゃるサロンさんは形は違えどテストなりなんなりを設けていらっしゃいます。
当店のトリートメントは平均価格で考えるとカット料金に匹敵します。
それだけのメニューを「塗って流すだけ」な考えで施術は致しませんし、
私が施術するときはもちろん、アシスタントスタッフに施術してもらう時も信用できる技術力を持っているスタッフにしか入客させません。
それだけの想いと覚悟で我々はトリートメントに臨んでいます。
その思いも含めてお客様にご理解いただけると幸いでございます。
仁城了祐
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